健康への意識を高めよ

世にあふれる情報に惑わされないことが大事です

意外と浅いヘルスリテラシーの歴史

ヘルスリテラシーの重要性が医療現場でもよく言われるようになり、看護師や医師などの医療従事者は自ら学んでヘルスリテラシーを高めていく必要が生じています。
ただ、ヘルスリテラシーは言葉自体がまだ歴史的には浅いということを知っているでしょうか。
ヘルスリテラシーという言葉が生まれて国際学会が開催されたのも、実は2017年のことです。
アジアやヨーロッパでも同様にヘルスリテラシー学会が行われてきましたが、日本での学会開催は2021年となっています。
つまり、世界的に見ても日本で見ても、ヘルスリテラシーの重要性は近年になって説かれるようになってきました。
今後も学会や世論を通じ、様々な議論が巻き起こっていくと考えられます。

医療現場では、速やかにヘルスリテラシーを高めて健康に生活できる社会の構築に貢献することが求められています。
しかし、まだ歴史が新しいことを考えると、今後の変革にも対応することを念頭に置いておく必要があります。
一般的なヘルスリテラシーの定義としては、健康情報を探し出して理解し、意思決定に使用して健康生活を送れるようにする力です。
ただ、今後の議論の進み方によっては、この定義すら覆される可能性があります。
ヘルスリテラシーのあり方の変革が今後起こり得ることを考慮して、厚生労働省やWHOなどの発表にも目を向けるようにしましょう。
患者とのコミュニケーションの機会が多い看護師にとっては特に重要なポイントです。

◎早速ヘルスリテラシーへの理解を深めたい人はこちらのサイトへ!