ヘルスリテラシーで大事な横のつながり

医療従事者にとって、ヘルスリテラシーを高めることは大きな課題の一つです。
看護師や医師、薬剤師などの医療従事者は国民から見ると健康に詳しい人たちで、高いヘルスリテラシーを持っていることが期待されています。
日本では国民がこれからヘルスリテラシーを学んで高めていかなければならない段階にあるため、その鑑となるような人物になることが求められているのです。
医療従事者が医療の専門家として国民の期待に応えるためには、専門性を高めてプロフェッショナルとして対応することが必要なのは確かでしょう。
しかし、ヘルスリテラシーは自分の専門性を突き詰めていくだけでは高まりません。
ヘルスリテラシーを高めるには、横のつながりを意識することが重要なポイントです。

ヘルスリテラシーには、医学や看護学、公衆衛生学や栄養学などの様々な分野が関連しています。
一つの分野について詳しかったとしても、健康に関する情報を正しく判断して意思決定に活用することはできません。
分野横断をして知識を広げることで、正しい意思決定ができるようになります。
そのためには、横のつながりを重視して連携することが大切です。
医師なら医学、看護師なら看護学のプロとして専門的な知識を身につけていき、さらに連携をして多角的な視点で健康情報を分析できるようにすると、ヘルスリテラシーが高まります。
医療現場では多様な専門性を持っている人が集まっているので、横のつながりを広げてヘルスリテラシーを高めていきましょう。